柄の修理:くり込み中心(なかご)づくり
柄の差込部分を作るため、刃を3cm~5cmほど切り込みます。
包丁の柄の腐食具合により長さが変わります。包丁の刃の長さは切った分、短くなります。
洋包丁のツバが付いている包丁の場合、ツバの部分を切り取りますので、ツバは無くなります。
包丁の刃欠け
包丁の小さな刃こぼれなどは、家庭でも荒砥石などを使って直すことが出来ますが、かなり手間がかかります。
ましてや、大きく刃が欠けてしまったり、刃先が折れた場合などは、捨ててしまうしかないと、諦めていませんでしたか?
良い刃物はほとんどの場合、研ぎ、修理ができる構造になっています。
当工房では家庭で研げない状態であっても、大型回転水砥石で荒研ぎをしますので、刃物を傷める心配なく修理ができます。
刃物の歪(ひず)みを直す
刃物は研ぐ前に必ず歪を見て直すことからはじまります。
写真左は「ひずみ直し棒」で当工房では大・小あり、使い分けをしています。
写真右は一般的な刃物のひずみ直しで、これ以外に全鋼ものなどは別の道具を使います。
有名店の包丁でもお買い上げ時から歪みの出ている物もあります。自分の目で見て前後左右に傾いていないか、刃が波打っていないか、など目利きができる事も大切です。
名前を入れる(商品お買い上げ時のサービス)
商品によっては名入れできない物のあります。お買い上げ時にご確認下さい。
和包丁や裁ちばさみなど、鉄と鋼で作られた物はほとんどの場合、名入ができます。
しかし洋包丁など全鋼製の物やステンレス製品は名入れできないものもあります。
ツバ付の洋包丁などはツバの部分に名入れ出来ますが、スペースの関係で2~3文字が限度です。
裁ちばさみのサビ取り
サビを取るだけでなく、ハンドル部分の塗装も承ります。
お手入れをすれば、まだまだ使えます。
包丁の型直し その1
刃先を丸くしたり、逆に尖らせてみたり、もう少しこうしたら使いやすくなるのに、というお客様のご要望にお答えします。
写真左の包丁(牛刀300mm)が「長くて使いにくい」という方の依頼で、刃先を30mmほど切り写真右のように仕上げました。
マジックなどで線引きするか、具体的に図面をひく等、詳細をご連絡いただければ、お客様のご要望の形に仕上げることができます。
包丁の型直し2
普段はご自身で研ぎをされる方も、だんだん型がくずれてくるものです。たまにはプロに預けての「お化粧直し」はいかがですか?